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  [“「嫌がらせで不眠症」小学教諭が児童の両親提訴:MSN産経ほか”]
   2011(平成23)年1月18日

≪報道記事≫

マスコミ各社において、度重なるクレームを受けて不眠症に陥ったなどとして、埼玉県行田市立小学校の女性教諭が、担任している3年生の女児(9)の両親を相手取り、慰謝料500万円の支払いを求める訴訟をさいたま地裁熊谷支部に起こしていた事件について報道されています。





概   要



提訴は昨年9月28日付で、11月8日と12月15日の第1、2回口頭弁論が開かれている。また、小学校は10月、市教委に「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないようにし、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」との校長名の文書を提出した。

なお、双方が争う姿勢を示す中、教諭は提訴後も女児の担任を務めている。


原告の代理人は「教諭は理不尽なクレームをつけられた。モンスターペアレンツの最たるもので提訴せざるを得なかった」と主張。

訴状などによると、教諭は10年4月から女児の学級を担任し、6月に女児同士のもめごとがあったため仲裁をした。その際、女児の母親から「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と電話で抗議され、「最低な先生」、7月中旬までに連絡帳にも「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」などと8度書かれたという。親は文部科学省や市教委にも苦情を申し立て、女児の背中に触っただけで警察に暴行容疑で届けたこともあった。

その結果、教諭は不眠症となり「教員生活の継続に重大な支障を生じさせられた」と主張している。



一方、女児の母親は、「学校は何の対策も取ってくれず、モンスターペアレンツに仕立てられてしまった」と反論している。また、両親は女児が授業中、ほかの児童の前で教諭に理不尽な怒られた方をされるなどし、女児へのいじめを助長していると反論。「現在もいじめが続いており、娘は学校に行けなくなる寸前。担任だけでも代えてほしい」と訴えている。

マスコミの取材には、「裁判はいわれのない訴えで、和解する気はない」と話している。















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