拍手で応援
お願いします♪







Blog
 ブログ
トップページへ


  [“司法はいま  踏み倒される勝訴:朝日新聞”]
   2011(平成23)年6月7日

≪報道記事≫

標記の特集記事が、朝日新聞6月7日付朝刊で掲載されています。

要約すれば、「全面勝訴したのに、商売を続けている業者は支払おうとしない。」、「日本は『踏み倒し天国』になっている。」と記事の記載にあるとおりです。

記事としては、最近目覚しい未払賃金に関しての「労働審判」の意義にも触れていますが、そのようにして裁判や審判で勝つことと、それに引き続いての現実的なお金の回収とは別問題です。そして、この別問題というのが、先の要約へとつながっていきます。




参  考


■ 朝日新聞 6月7日朝刊(抜粋)


一方、通常の民事裁判の件数は、消費者金融から払いすぎた利息を取り戻す「過払い金返還訴訟」を除くと伸びていない。「頼れる司法」は道半ばだ。

東京都内の飲食店で働く20代の男性は、自分名義のカードで勝手に200万円を借りた大阪の自営業者を相手に裁判を起こした。今年2月に全面勝訴したのに、商売を続けている業者は支払おうとしない。

・・・

都内で暮らす両親が詐欺的な社債販売商法などの被害に遭い、5件の訴訟を起こした40代の女性は昨年、計1億円以上の勝訴判決を得た。しかし、取り戻せたのは、業者が毎月払うと約束した初回分の35万円だけ。2回目から途絶えた。

・・・

悪徳な業者は、被害者が裁判を起こしたときには資産を移したり、会社を変えたりしていることも多い。ベテランの民事裁判官は「国がひそかに調査し、財産を動かせないようにしてから、被害者に分配するような仕組みがないと、取り戻すのは難しい」と話す。



















PR
  葵の本人訴訟セミナー 受講生募集中!今すぐ、Click!
  >> 専門家でない普通のあなたが裁判をするには? そのノウハウを解説












HOMEへ


    




§お勧め資料§




● 『法務担当者のための
  民事訴訟対応マニュアル』
  田路 至弘  編著
  (商事法務 2005年10月)

民事訴訟手続きの全般について、本格的な解説およびサンプル書式がそろった、一般向けのマニュアル本です。

目次ページで紹介した新銀座の『Q&A』から、次のステップアップにはこの本が適当ではないでしょうか。

執筆人は弁護士ですし、また、出版社も法律専門誌を扱う商事法務、そして、この本のメインのターゲットがそのタイトルにもあるように企業の法務担当者ですので、内容面においても使い勝手の良いマニュアル本だと思います。





● 『書式 民事訴訟の実務』
  大島  明
  (民事法研究会 2009年11月)

民事訴訟をする上での基本的な手続きの解説とともに、書式のサンプルが載っている実務書です。各種の訴訟類型ごとの訴状・準備書面等の記載例も載ってもいます。

書式のサンプルを探しているような初心者の場合、不確かなネットのものよりも、まずは、著者が明らかな、こういうテキストの記載例を参照することの方が無難だと思います。







ホームへ