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離婚・恋愛トラブル相談                                   目次へ戻る


  離婚、別居を考えているけれど…、準備すべきことは?
  離婚の法律以前の予備知識



≪別居に際しての準備≫


配偶者との別居を考え、自分から出て行くことを決めた場合、何をしておくべきか?

将来の離婚、親権、財産問題も見据えたとき、どのような点に注意しておくべきでしょうか?




≪DVの相談先は?≫


なお、DVに悩んだ際の相談先は、最寄の都道府県、警察署、弁護士会が代表的です。

いわゆるDV防止法によって、都道府県に、「配偶者暴力相談支援センター」の設置義務が設けられたことから、まずは、
都道府県の窓口(DV相談センター)に電話をかけてみて、具体的な相談先や今後の対処などを聞くのが良いでしょう。

〆 「配偶者暴力支援センターの連絡先一覧」(内閣府のポータルページ)




≪家を出る際にしておくべきこと≫

@ 【子供と一緒に】

将来の離婚の際、子供の親権を決定するに当たって、子供と一緒に生活している事実は重視される要因なので、親権問題を考慮するのであれば、できるかぎり一緒に連れて行きましょう。

また、DVが絡む場合、子供の身に危険が及んだり、子供を盾にして面会を強要してきたりする可能性もありますので、やはり、一緒に避難するほうが無難でしょう。


A 【別居場所・避難場所の確保】

DVケースについては、DV相談センターに相談した際に公的なシェルターまたは民間シェルターなどを紹介してもらうと良いでしょう。


B 【DV被害についての証拠】

DVケースについては、特に、近い将来、保護命令を利用する必要もでてくるかもしれませんので、その為の証拠として、医師の診断書、暴力を受けた日時・態様・怪我の程度・暴力の理由を記録したノートなどを用意しておくと良いでしょう。

また、それら記録があれば、離婚裁判における、離婚事由の有力な証拠ともなるでしょう。




≪家を出る場合、持ち出しておいた方が良いもの≫


@ 当座の生活費にあてる現金
A 預貯金通帳、届出印及びキャッシュカード、クレジットカード(子供名義のものも)
B 実印と印鑑登録カード
C パスポート、運転免許証といった公的証明書類
D 健康保険証、年金手帳、母子手帳
E 家計簿
F 夫の財産に関する資料(夫の預貯金通帳、生命保険証、給料明細書、土地建物の権利書のコピーなど)
G あなたの連絡先に繋がりそうなもの(住所録、手帳、日記、手紙、メモ等)
H パソコンのデータ等も削除を忘れないように。
I あなたや子供の当座の着替え、その他日用品(ミルク・おむつ・着替え・教科書)など
J いつも飲んでいる薬、処方箋


上記のうち、財産関係は、これからの生活をやっていく為と、離婚に際して財産関係を明らかにする為とがあります。また、公的機関の証明書類は、ご自身の身分証明の為と、配偶者が悪用するのを防止する為とがあります。

なお、パソコンのデータの削除については、単純にデータを「ゴミ箱」に放り込んだり、右クリックの「削除する」をしたりするだけでは簡単に復元できてしまうので、その点に注意しましょう。そこで、専用の削除ソフトを利用するか、ノートパソコンであれば持ち出すか、最終手段としては、ハードディスクを金槌などで叩いて、物理的に破壊しておくことも含めて検討してみてください。

また、パソコンのデスクトップを監視するツールなど(比較的容易に入手できる)スパイ・ツールが存在しますので、ご自宅のパソコンをいじくる際は、注意しましょう。



≪家を出た後にやっておくと良いこと≫


@ 【勤務先や子供の学校、実家や友人などへの連絡】

勤務先や、子供の学校への連絡も、一息ついたら早急にしておく必要があります。

DVケースの場合、その連絡に際しては、配偶者からの問い合わせには、すべて「知らない、わからない」と答えるようにお願いしておいたほうがよいでしょう。なお、実家や友人への連絡も、忘れずに。


A 【郵便物の転送手続き】

つい忘れがちですが、こちらの手続きもしておきましょう。

DVケースの場合、転送先は、信頼できる第三者か、すでに事件依頼した弁護士がいるのであれば、その事務所宛などが考えられます。



【関連トピック】

◆「離婚、婚約トラブルの相談先、専門家の選び方
◆「離婚裁判、弁護士に頼まなくても大丈夫?
◆「離婚裁判、本に書かれていない厄介なトラブル
◆「離婚、別居を考えているけれど・・・、準備すべきことは?
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§お勧め資料§




● 『要件事実マニュアル〈5〉
   家事事件・人事訴訟・DV』
   岡口 基一 (著)
  (ぎょうせい 2010年7月)

要件事実とは聞きなれないタイトルの実務家向け専門書。実務上必要となる情報が凝縮されている本なので、本講義でもテキストに指定しています。

見た目はワケの分からない記述となっていますが、読み方さえ知れば、裁判を戦い抜く上での教本となってくれます。特に、実務上、何か手続の申立てをしようとすれば必要となる「申立ての趣旨」の記載例が網羅的に載っているのが、魅力的。

弁護士に頼らずに自分で裁判をやり抜けるには、結局、多様な「申立ての趣旨」の記載例を知る必要がありますので、ネット検索で方々を駆けずり回るよりは、信頼性のあるこの本を手元においておくのが、早道です。





● 『損しない傷つかない
   離婚の本』
   太田 宏美  監修
  (永岡書店 2005年04月)

一般向け図書としての離婚マニュアル本。弁護士が監修。多色刷りと、ポイント毎の図表やチャートなどで、大変読みやすい作りとなっています。内容面でも、手続きについて類書よりも詳しく書かれており、重宝します。

本当に良くできたマニュアル本で、値段も廉価なので、離婚を考えたのなら是非手元におくべき一冊です。





● 『離婚のための準備と手続き』
   鈴木 幸子  (監修)
  (新星出版社 2007年2月)

一般向け図書としての離婚マニュアル本。弁護士が監修。3色刷りなので、レイアウト的にも分かりやすく、読みやすいテキストであると思います。監修が女性弁護士なので、女性向けに配慮しているような感じがします。値段的にもお手ごろなので、入門書としてお勧めします。





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   馬場澤田法律事務所 (編集)
   (中央経済社 2007年4月)

一般向け図書としての離婚マニュアル本。こちらの本は、普通の白黒のあっさりとしたレイアウトもあって、どこかカッチリとした印象を受け、弁護士が書いたものだな〜という感じがする本です。