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  [“踏み台メール送信事件”]
   2012(平成24)年11月02日

≪報道記事≫

標記に関して、ニュース報道。概要は、脅迫メールが送りつけられた事件で、その発信元IPの契約者において身に覚えがないだけでなく、送信メールに、堂々と「踏み台」宣言が明記されていたというものです。


   ■ NHK 「総理大臣官邸などにメール 遠隔操作か」 (11月1日 22時49分)
   (http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121101/k10013187111000.html)

   “メールには「人のパソコンを踏み台にしている」と書かれていました。”



   ■ 日経新聞 「送信元特定、遠隔操作か 安倍・自民総裁脅迫メール」 (2012/11/2 1:17)
   (http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0105U_R01C12A1CC1000/)

   “いずれもほぼ同内容で「他人のパソコンを踏み台にしているので絶対にばれない」と
   遠隔捜査を示唆する文言も含んでいた。”



先日のブログ記事で、【遠隔操作の抗弁】をとりあげましたが、いよいよその危惧が現実化しつつあるようです。

今回のニュース報道に接して、今後の匿名表現行為の作法として、「踏み台」宣言の付記が定番にならないかと恐れるばかりです。もしそのようなことになれば、名誉毀損等の責任追及において、発信者情報の取得が今まで以上に長い道のりとなるでしょうし、やっとのことで入手できた発信者情報ですら、「踏み台」にされた被害者に過ぎず、結局、真犯人不明により責任の追及のしようがなくなるからです。

というのも、一般の素人において、どのようにして真犯人の発信元を解析するばよいというのでしょうか?

民事事件である限り、その手の鑑定費用の負担は、基本的に自腹であるという現実が重くのしかかってくるのです。






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